ayumu_aoの日記

SIerから事業会社に転職したエンジニアが技術についてや組織論、本の話、今までの体験談などなどを個人的に垂れ流しています。

「君の名は」を観て思った仕事の選び方

まずは

「君の名は」という映画を観てきました!

いろいろと感想はありますが、ネタバレにならなそうなところから。

「いろんな意味でおもしろかった」そして「刺激になった」映画でした。

ここからはネタバレ含みなのでそれでも問題ない方だけ

最初は男の子の視点で始まって、「あれ?」ってところからすぐに女の子の視点に切り替わり田舎暮らし女の子がうまく表現されてるなー

ってところからよくいる東京の男の子の視点、入れ替わってしまったお互いの視点とうまく描かれているなというのが冒頭の感想です。

中盤から入れ替わっていた女の子を探しに行く男の子が田舎に向かっていくところや、入れ替わって見ていた町がもう無くなっていたことに混乱するシーンなんかはちょっとジーンって来てたりしました(笑)

そこからやっと出会えた二人や相手が思い出せなくなっていくシーンで泣きそうになったり。。。。

個人的な感想としてはとてもおもしろい&感動した映画でした!

ここからが書きたいこと

さて、じゃあこの映画を観て思った仕事の選び方ってって話なのですが

自分は3Dプリントに関連する仕事をしてます。(◯◯◯.makeってやつですw)

この映画を観てたらなんで自分が3Dプリントに関わる仕事に就きたかったんだっけなってのを思い出しました。

自分は今年で社会人10年めで社会人8年目のときにSIerから今の会社に転職しました。

8年も同じ会社で仕事をしていたのでもちろんその会社に思うところがなかったわけではないですが、そんなことよりも

3Dプリントでできることに可能性を感じたから今の会社に入ったのを思い出しました。

その時の面接では「3Dプリントの部署でどうしても仕事がしたい。他の部署はとくにいいです」なんて言った覚えがあります。

なんでそんなに3Dプリントに関わる仕事がしたかったのかというと

  • 誰かの頭の中にしかないものを世の中に出せる

  • 誰かの思い出になってしまったものをまた形にできる

って思ったからだったことをこの映画を観て思い出しました。

主人公の男の子が思い出しながら女の子の住んでいた町の絵を書いていたところや「いつか東京だって無くなってしまうかもしれないですし」と就活で話しているシーンを観ていて

「あー、そうだったなーもう思い出にしかない町を形にしたかったんだなー」って初心を思い出しました。

自分はずっと実家に住んでいるんですがそれでも生まれ育った町はどんどん姿を変えていきます。

友達と歩いた道や初恋の人と話した場所なんかも姿を変えていってもう自分の記憶の中や少ない写真の中にだけ残っています。

そうのが寂しくなって、自分の思い出の中で無くなってしまわないようにしたいと思って

地元のBARなどでたまたま同席した人と昔はこうだったよねーなんて話をしていてみんな変わってしまったものが懐かしくて寂しくなっていくんだなって思った時にそういうものが少しでも留めておけるようにって思ってたんだったって思い出しました。

自分はたまたまこの映画で初心を思い出したって話なのですが、

# 仕事を選ぶうえで

仕事って学生の人からは想像できないかもしれないですが学校よりもずっと長い時間・期間関わっていくものです。

なので、安易な気持ちで選ぶとすごく後悔をします。(自分はしました)

じゃあ、かと言ってただ慎重になればいいのかっていうとそうではないと思っています。

大事なのは心の置き場だと思います。

ほんの些細なきっかけでも構わないのでそれを大事にしてほしいです。

それは、映画でも音楽でも本でも友達や家族との会話でもなんでもいいと思います。

そのなかで「こうしたい」「こうなりたい」って思ったことを大切にしてそれに向かっていける仕事を選ぶことが人生を後悔しないコツだなと自分は思います。

自分は安易にこの業界なら食いっぱぐれないだろうと思って仕事をしてSIerとして仕事を選んだことは後悔してたりします。

もちろん、いい出会い・いい経験はありましたが。