『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んで自分の社会人歴を振り返ってみた件
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んで自分の社会人歴を振り返ってみた件
最近本屋にいってこの本を見かけてそういえば話題になってたなーと思い手にとってみました。
読んでみて「あぁー」って思ったことがあったのでちょっとまとめてみました。
自分振り返り
ちょっと自己紹介的に、
- 今の会社:そこそこ大きい事業会社(2社め) 職種:Webエンジニア
- 前職:いわゆるSIerと呼ばれる会社(新卒で入社)8年ほど勤務 職種:Webエンジニア
前職は若干?ブラック臭のする部分もある会社だったと思っています。(部署によってはそうでもなかったのかもしれませんが)
ある年は30日以上の代休が消失するなどもありましたし・・
今だから笑話にしてしまってますが、当時は休みの調整などをしようとすると嫌がられたので結構気分が沈んだのを覚えてます。
そのころは『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』でも出ていた辞めたあとに対する不安がかなり大きく 辞められない理由、転職できない理由ばかり探していた気がします。
そういえば、当時はたまの休みに友人と会うとよく「顔が青いを通り越して土気色してるけどだいじょぶ?」って聞かれたのを思い出します。
きっと大丈夫じゃないって身体が合図を出していたんだなと。。。
当時の自分は大丈夫か大丈夫じゃないかもわからなくなっていたので「だいじょぶ?」って聞かれても何のことかわからなかったなと今になって思います。
そんなこんなで業務環境(基本客先なのでそれは問題なかったのですが、定時後自社で仕事とか評価制度とか上司とかお給料とか)ひどかったので転職し事業会社に移りました。
前の会社みたいに「お給料は出さないけど新しいサービス案とかアプリとか作って持ってきてー気に入れば会社が買い取るから」って言われたくないのでそもそも事業・サービスをやっている会社にターゲットを絞って転職活動しました。
転職活動始める前は不安がいっぱいでしたがなんとかなりました。
今の会社に移ってからしばらくは業務量は多いけど楽しくサービス作らせていただいていました。
ただ、サービスの関係者が自分が入社したころの3〜5倍くらいになったころにチームリーダーになりました。
抜擢していただいたのはすごくうれしかったです。(担当サービスがすごく好きだったので)
それから今年の3月くらいまで1年半の間、10人ほどのチームのチームリーダーをしていたのですがリーダーになって半年区来立った頃からまた「顔が青いを通り越して土気色してるけどだいじょぶ?」よく友人に言われてました。。
リーダーなんだから少しくらい辛いのは当たり前とか思ってましたが、ちょこちょこ「歩いてたら車にはねられないかな」「飛行機落っこちてこないかな」とか考えてました。(前職のときもちょこちょこありましたが、、)
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んで、もう少し進んでたら死んでたかもって思います、、
まあ、自分は自他共認める軟弱者なのでストレスが溜まるとすぐ不眠症になったり、ごはんが食べられなくなったり、朝起きられなくなったりするのでちょっとくらい気が滅入ってもまだ大丈夫!って思ってたのかもしれません。。
そのたびに家族から「知恵熱だねー休んでなー」と言われました。
個人的にはありがたいなーって。
まあ、前職の会社がすごくお給料が安い会社だったので転職して1年位は気にしてませんでしたが今の会社も給与水準から比べるとだいぶ安いんですよね(苦笑)
水準は下記サイト参照 www.publickey1.jp
昨年はちょっと身体壊しかけながら働いたのですが給与が見合わないな~と結構ストレスが溜まってましたが、今は水準見ながら給与分だけ仕事すればいいかって思ってストレス溜めないようにしてますw
お金が欲しくなったら転職するか副業すればよいかなーと。。
(去年は自分の上長の仕事も結構やらされてたので給与の1.5倍くらいは働いたんじゃ?とか思ってるので今年はそこそこに。。)
この本を読んだほうがいい人って・・
読了してみて思ったのはこの本ってもちろん今が辛い(可能性がある)人も読んだほうがいいと思いますが、一番読むべきなのってチームや組織、会社を持っている人たちじゃないかなって思います。
自分のチームや組織は健全だろうか?って俯瞰することの大切さに気がつくんじゃないかなと思います。
チームや組織、会社から離脱する人が頻繁に出ていませんか?
もし、出ていたらそれはチームや組織、会社に問題があるからだと思います。
それは、業務環境かもしれませんし人間関係かもしれません。また、お給料と仕事が見合っているのか?世間の水準と合致しているのかは一度見返してみてはいかがでしょうか?
そういう俯瞰するタイミングを適切に持つこと、この本で登場するようなシーンや人が自分の組織に出ていないかを確認する必要性を考えていただきたい。
会社のあり方・社員のあり方
自分が社会人になったばかりのころは「会社が社員を評価する(給与に見合う仕事をしているか)」という一方方向的な部分がまだ多かった時代だと思います。
しかし、今では
- 「会社が社員を評価する(給与に見合う仕事をしているか)」
- 「社員が会社を評価する(業務に見合う報酬が設定される会社か)」
の相互評価の時代だと思います。
この場合の報酬とは給与はもちろんですが、与えられる環境や制度なども含まれています。また、人によっては他のメンバーというのも会社を評価する対象になっています。
会社・組織を運営する立場にある人間は社員に評価されていることを念頭に置く必要があるでしょう。
前職でも今の会社でも辞めた人と会って話をすると(業務に見合う報酬が設定される会社か)社員が会社を評価して低評価の場合に辞めていっているなと感じます。
そして、往々にしてなぜ社員から会社が低評価なのか上層部になるほど気がつかない・受け入れられない人が多いように見えます。
現実問題として人離れが始まっているようであれば早い段階で原因調査、対応を行えないと組織が停滞・悪ければ崩壊してしまうでしょう。
ただ、会社だけに何かを求めるのではなく社員は自分でも「給与に見合う仕事か、給与に見合うだけ仕事してるか」を常に意識することで相互作用し良い環境、良い仕事、良い成果を求められると考えます。
最後に
まあ、いろいろ書きましたが自分は一社員でしかないです。
いろいろ死にたいなーとか思ったりしたこともあったし、後ろからぶん殴ってやるって思ったこともありました。
それでもなんとか社会人してます。
自分みたいに追い詰められる人が出ないようにどうしていこうか、追い詰められた人がいたらどうしようかというのは結構考えてたりします。
これはチームリーダーを経験したからかな。。
今後も一社員なりにいろいろと学んだり、思ったりしたことを垂れ流していこうかなと思います。
- 作者: 汐街コナ,ゆうきゆう
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