プロダクトオーナーってなにするひと?
プロダクトオーナーってなにするひと?
昔はPL(プロジェクトリーダー)・PM(プロジェクトマネージャー)などプロジェクト単位でのポジションがあったなーと思い出し
プロダクトオーナーとなにが違うのか、そもそもプロダクトオーナーってなにをする人なのか考えてみました。
プロジェクトじゃなくてプロダクト?
プロジェクト(案件)ごとに人を立てるのではなくプロダクト(製品・サービス)ごとに人を立てる流れになってきています。
一昔前はN人月、N人年などの大きなプロジェクトで一つの固い大きなものをつくりそれを納品しておしまいというのが流れでした。
しかし、ここ数年はスタートに大きな力をかけるのではなくプロダクトとしてスタートさせそれを成長させることに注力している流れが大きくなっていると感じます。
つくって数年後に廃れて次のものをつくる→つくったものを育ててよりよいものを作る
なのかなと個人的には捉えています。
オーナーってつくから偉い人?
偉い人ではないです(笑)
そもそもポジション(立場)ではなくロール(役割)の名前になります。
結局なにするひと?
プロダクトオーナーがすることをまとめてみました。
- プロダクトの結果責任を取る
- プロダクトバックログ(プロダクトでやることのリスト)の管理をする
- プロダクトバックログの並び順(優先順)の最終決定権を持つ
- 開発チームを活用してプロダクトの価値が最大化する
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さて、「プロダクトバックログの並び順(優先順)の最終決定権を持つ」とありますがではプロダクトオーナーが一人で決めていいのかというとそういうわけではありません。
プロダクトオーナーは顧客や事業責任者と対話しこの並び順を決めFIXさせる責任を負います。
また、プロダクトの価値を最大化するために
- 予算の管理
- プロダクトのビジョンを明確にし、関係者全員と共有する
- おおよそのリリース計画を作成する
などを行う必要があります。
そして、プロダクトの結果責任を取るということで
- つくられたプロダクトが要求に沿っているものなのか検査する
というのも大事なプロダクトオーナーの仕事になります。
まとめ
プロダクトオーナーは開発現場と顧客・事業主をつなぐ橋渡しの役割になります。
なので
- 開発現場を理解できること
- 事業について考えられること
が必要な資質になると考えられます。