提案と要望の違いを考えてみる
最近職場で提案にかこつけたクレクレ厨の話とか要求定義についてとかいろいろ話をしててちょっと考えの整理をしたかったのでまとめてみました。
要望とは
「○○をしてほしい」と強くお願いを出すこと。
つまり、こちらが望んでいることを伝えて、相手に要求をすることです。
たとえば改善だとすれば、その改善の方法や関係者への調整など、改善に至るまでの作業は、向こう側が担うことになります。
これはメリットがもたらされるのは要望した側のみになります。
要求定義に書くのはこちらで問題ないです。
なぜならプランナーや事業側がやりたいことを考え、その中での売上計画などを出した結果必要なものがここで要望されるからです。
まあ、数値的根拠のない所謂きもちだけの要求はちょっと。。。と思いますが。。
提案とは
こちらから、相手に「こうしませんか?」とアイデアを投げかけることです。
つまり、こちらが相手が持っている課題の改善策を考え相手に伝えることを指します。
そして、もしその提案が受け入れられれば、それを実施するのは基本的にはこちらとなります。
こちらがアイデアをまとめそれを伝え、相手がそのために動くお金や許可を与え、こちらが動くという構図になります。 (実際にどちらが動くかというのは状況次第だと思いますが、課題や改善策、それにかかるコストなどを考えるのは基本的にこちら側のお仕事です)
提案の前提はそうほうがWINWINになること
業務の場合であれば、それが成立し受注することで発生する売上や評価などがこちら側にとってのメリットとなり相手側は提案された内容によりなにかしら(売上やコスト削減、不満解消など)が改善されることがメリットになります。
社内に対しての提案であれば、それによる社内環境の改善や待遇の改善、不満の解消がこちら側のメリットになり相手側(会社側)はそれにより離職率の低下やリソースコストや時間的コストの低下などがメリットになります。
最後に
「○○したらいい!」「○○するべきだ!」とゴールだけ提示するのは言い回しは提案の用に見えるのですがそこまでの道筋をたてられず相手に丸投げをしている形なので要望になります。
提案とはあくまで双方協力のもと、何かをなすためのものになるのでそのあたりを間違える(勘違い)と双方心象が悪くなり相手との空気もギスギスしてしまうのでご注意をば。。